こんにちは、熱心なアドベンチャーゲームファンです。2026年2月にスクウェア・エニックスから発売された『パラノマサイト FILE38 伊勢人魚物語』を、発売初日から何度も繰り返しプレイし、全エンディング・隠し要素・素潜り実績までコンプリートしました。前作『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』の世界観をしっかり引き継ぎつつ、伊勢志摩の青い海と夏の離島を舞台にした青春群像伝奇ミステリーとして、めちゃくちゃ完成度が高い作品です。
このゲームの魅力は「一つの出来事を複数の視点から見ることで真相が明らかになる」システムにあります。ストーリーチャートを自由に行き来しながら、キャラクターたちの思惑が交錯する様子をじっくり味わえます。新要素の素潜り漁ミニゲームも、ただの操作練習ではなく、海底での出来事やイベント発生に直結していて、探索欲を刺激してくれます。
今回は、初心者さんが迷わず進められるよう、システム解説から各キャラクターの深掘り、素潜りのコツ、重要選択肢、エンディング分岐、そして最も難しい真エンド(トゥルーエンド)までの完全手順を、ネタバレを交えつつ丁寧にまとめました。私の実際のプレイ経験に基づいたTipsもたくさん入れていますので、ぜひ参考にしてください。

ゲームの基本システムと遊び方
この作品は伝統的なアドベンチャー形式ですが、最大の特徴はストーリーチャートです。最初は水口勇佐視点で物語が始まりますが、一定のイベントをクリアすると他のキャラクターのチャートが解放され、過去のシーンを別の視点で再体験できます。
これが本当に秀逸で、同じ会話シーンでも視点が変わると全く違う意味合いになったり、新たな手がかりが出てきたりします。まるで探偵のように「この時のあの行動は、実はこういう理由だったのか」と気づく瞬間が何度も訪れます。私は初回プレイで普通に進めてエンディングを迎えた後、2周目以降は「このシーンの裏側を知りたい」と積極的にチャートを埋めていきました。
素潜り漁は新システムの目玉です。勇佐が海女として働く場面で発生し、単なるミニゲームではなく、海底で特定のアイテムやイベントを発見する鍵になります。操作はシンプルですが、奥が深いです。
- 潜水力を最優先で強化(長く潜っていられるようになる)
- 次に泳力(移動が速くなり、実質的な潜水時間が延びる)
- 捕獲力・探索力は慣れてから
海中には「大漁ゾーン」と「不漁ゾーン」があり、獲物を10個以上取ると大漁ボーナス(スコア1.5倍以上)が付きます。クリティカル発生で一気にゲージを削れるのも爽快。怪しい岩場に足を挟まれたら焦らず泳ぎ続けて脱出してください。実績狙いなら海女ランクを17まで上げ、ハイスコア2000pt突破を目指しましょう。
セーブはこまめに。複数のスロットを使って「この選択肢の前後」を保存しておくと、後で分岐を試す時に便利です。ロード画面に謎のスロットが出現する現象は、後述の真エンド条件に関わってきます。
主要登場人物と彼らの物語
舞台は伊勢湾に浮かぶ離島・亀島。5年前の海難事故で多くの人が命を落とした場所です。その事故をきっかけに、さまざまな呪いと人魚伝説が動き出します。
水口勇佐(みなくち ゆうさ) 主人公。真面目でマイペースな少年で、引退した祖母の跡を継いで海女を始めます。5年前の事故で両親を失い、自分だけが生き残ったことに強いトラウマを抱えていますが、それを表に出さず「素茂栗漁太郎」と自称して周囲を和ませる一面も。海底で《もうひとりの自分》と遭遇したことをきっかけに、物語が大きく動き出します。彼の視点は物語の軸であり、成長と決断が最も印象的です。
雲居アザミ(くもい あざみ) 勇佐の幼なじみで親友。父親を同じ事故で亡くし、家業の漁師を継いでいます。面倒見が良く、地元愛が強い実直な青年。勇佐の奇妙な体験を信じて支え続ける姿勢が本当に頼もしいです。彼の視点では、亀島の日常や人間関係の機微がよく描かれます。
白浪里(しらなみ さと) 数ヶ月前に亀島に流れ着いた謎の少女。記憶を失っているような描写があり、和歌村家で世話になっています。高身長でクールな雰囲気ですが、深い秘密を抱えています。彼女のチャートは特に重要で、呪いや人魚に関わる核心に触れます。エンディング#5「白浪里の呪い」は彼女のルートから派生します。
アルナーヴ・バーナム(アヴィ) アメリカ人のファンタジー作家兼オカルトライター。40歳、独身。人魚の伝説を求めて伊勢志摩にやって来ました。ロマンチストで少しお調子者ですが、物語が進むにつれて真剣な使命感が見えてきます。ガイドとして同行する悪魔祓い師の少女とのコンビも楽しいです。
志貴結命子(しき ゆめこ) 自称・東京の主婦。何かを調査している謎の女性で、水死体関連の事件を追っています。助手である青年と共に動く彼女の視点は、現実寄りのミステリー要素を強く感じさせます。彼女の調査が人魚の秘密とどう結びつくのかが、大きな見どころの一つです。
他にも、明るく活発な少女・沫緒つかさや、亀島の人々、外国人ガイドなど、個性豊かなキャラが登場し、群像劇として非常に立体的です。それぞれの思惑が交錯し、単なる「人魚を探す話」ではなく、友情・呪い・不老不死・海の記憶といったテーマが深く絡み合っています。
素潜り漁の徹底攻略とコツ
素潜り漁は「ストーリーチャート」内の「素潜り漁」を選択すればいつでも挑戦可能です。最初はチュートリアルから始まりますが、すぐに本格的な漁が楽しめます。
強化優先順位
- 潜水力(最優先。活動時間が大幅に伸びる)
- 泳力(移動速度アップで効率が段違い)
- 捕獲力・探索力(後回しでOK)
海底では獲物図鑑を埋めていく楽しさもあります。個体差でptに差が出るので、限界値に★マークが付くまで何度も潜る価値ありです。大漁ボーナスを狙うなら、小さな獲物でも大量に取るのがコツ。不漁ゾーンにも稀に大物がいるので、諦めずに探索を。
イベント発生のポイントとして、特定の場所で《もうひとりの自分》関連の遭遇や、アイテム発見があります。怪しい場所は避けつつ、狭い岩場に挟まったら焦らず泳ぎ続けましょう。実績「素潜り名人(ランク17)」や「名産品グルメツアー(2000pt)」は、根気よく潜り続ければ自然と取れます。
各ストーリーチャートの攻略ポイント
水口勇佐編 序盤は素潜りや日常イベントが中心。海底遭遇後の「目撃した未来」や「聖域へ」などのチャートで重要な選択が発生します。友人を信じるか、秘密を隠すかで後々の人間関係が変わります。私は「委ねてしまおう」の選択で少し迷いましたが、正直に話すルートの方が後々報われやすい印象です。
白浪里編 このチャートが真エンドの鍵を握っています。「相談」「生贄」「告白」「奪取」「本当の名」などが重要イベント。「奪取」の灯台シーンでは、特定の状態(玉手箱を持っているなど)で分岐が変わります。エンディング#5「白浪里の呪い」はここから到達可能です。
志貴結命子編 調査視点で現実味のあるミステリーを味わえます。「不明白骨遺体群」や各地域の調査を丁寧に進めてください。電話や「手の内」などのイベントで、彼女の正体や目的が少しずつ明らかになります。
アルナーヴ・バーナム編 宝探しと人魚巡りがメイン。「宝探し その1・その2」「末裔と使命」「亀島上陸」などで選択肢が多く、菊子(志貴結命子)への対応が後々のエンディングに影響します。手鏡と名刺の所持状態で生存・死亡・拘束が分かれるので、メモを取っておくと良いです。
エンディング一覧と分岐の概要
本作には複数のエンディングが存在します(少なくとも6種類以上)。主なものは以下の通りです:
- エンディング#1「亀島の惨劇」:バッドエンド寄り。白浪里の「亀島の惨劇」から到達。
- エンディング#2「アルナーヴ・バーナムの栄光」など:アヴィ関連の結末。菊子の扱い方で分岐。
- エンディング#5「白浪里の呪い」:真エンドへの必須前提。
- エンディング#6「亀島の双神伝説」(真エンド):最も深い結末。
他にも隠し要素として「わくわく伊勢志摩紀行物語」という追加エピソードが解放される場合があります(特定の状態で菊子を捕縛or殺害した後)。
真エンド(トゥルーエンド)完全攻略手順
これが一番難しい部分です。私の経験上、初見ではほぼ到達できません。以下の手順を厳密に守ってください。
前提条件
- まずエンディング#5「白浪里の呪い」を一度クリアする。
- 案内人から提示される「玉手箱」と「かめし丸のキーホルダー」を入手(未入手の場合は、ストーリーチャートの明るい色の未チェックコマを再プレイ)。
これらを満たすと、ロード画面に謎のスロットが出現します。チェックを入れておきましょう。
具体的な手順
- 白浪里のチャート「奪取」を選択。
- マップ上の「水口家」へ行き、仏壇の引き出しから「謎のウロコ」を入手。
- 入手したウロコを玉手箱に入れる(この時点では反応なし)。
- ログを開いて「戯」から届いたメッセージを確認。
- タイトル画面に戻り、メッセージ通りに行動。質問の答えは「水口勇佐」(「ゆうざ」でも可)。
- ストーリーチャートの「結末」を選択すると、真エンドルートへ突入します。
真エンドでは「永遠の結末」や人魚の肉を巡る深い決着が待っています。複数の視点で繋がった謎が一気に明らかになるので、感動は格別です。
隠し要素・クリア後の楽しみ方
- わくわく伊勢志摩紀行物語:真エンド条件を満たした状態で特定の行動をすると解放。亀島の日常や追加エピソードを楽しめます。
- 素潜り全実績コンプリートでトロフィー/実績解除。
- 前作との世界観繋がりを探す(FILE23の出来事が間接的に影響している描写あり)。
- クリア後は「もう一人の自分」や「八百命寿」に関する考察が楽しいです。不老不死の代償、呪いの本質、青春の儚さといったテーマが心に残ります。
プレイTipsとよくあるミス
- 複数のセーブスロットを活用。重要な分岐の直前を保存。
- チャートを埋める時は「この視点でしか見えない情報」を意識してメモを取る。
- 素潜りは序盤に潜水力をMAXに。後半のイベント発生率が変わります。
- 真エンド狙いの人は、エンディング#5を優先的にクリア。
- 没入を高めるために、伊勢志摩の実際の風景(鳥羽の海や ama文化)を調べてからプレイすると雰囲気倍増です。
このゲームは「ただのホラー」や「ただのミステリー」ではなく、海と人々の記憶、呪いと希望が織りなす美しい物語です。真エンドに到達した時の達成感は、前作を上回るものがありました。
最後に
『パラノマサイト FILE38 伊勢人魚物語』は、群像劇の醍醐味を最大限に活かした秀作です。ストーリーチャートを何度も往復するたびに新しい発見があり、プレイするたびに深みが増します。素潜りでリフレッシュしながら、じっくり謎を解き明かしていく過程が本当に楽しい作品です。
全エンディングを見終えた今でも、亀島の夏の風や人魚の囁きが頭から離れません。未プレイの方はぜひ、夏の海をイメージしながらプレイしてみてください。きっと忘れられない体験になるはずです。
何か特定のチャートや選択肢で詰まっている方がいましたら、コメントで教えてください。追加で詳しくお答えします!

